ジュエル

ジュエル
ある時は海、ある時は陸。人と海が出会う所・・・・ビーチ。

ジュエルとは


日本では、一般的にネックレスやイヤリングなどの装身具を、「アクセサリー」と呼んでいます。

あるいは、それらの中でも「高価なもの」「宝石・貴金属を含むもの」を「ジュエリー」と呼び、それ以外を「アクセサリー」と呼んで区別する場合もあります。

けれども、欧米では価格や素材にかかわらず、装身具はすべて「ジュエリー」(米国ではjewelry、英国ではjewellery)と呼ばれます。

そして、「アクセサリー」は「accessories」という複数形で、服装の「付属品」としての装身具を指して使われるようです。(ブローチ、ヘア・アクセサリーなど)

では、同じ「宝石」という意味を持つ「ジュエル」と「ジュエリー」の違いは何でしょうか?

ジュエルは「jewel」と書き、ジュエリーは「jewelry・jewellery」と書くことからも分かる通り、jewelに接尾辞の「-ry」を付けて「~の集合,~類」という意味になったのがジュエリーです。

つまり、「ジュエル」は個々の宝石を指すのに対して、「ジュエリー」は宝石類、装身具という意味になります。

なお、「宝石」には他に「ジェム(gem)」という単語もありますが、ジュエルとジェムの使い分けは、それほどはっきりとはしていないようです。

また、ジェムの派生語である「ジェムストーン(gemstone)」は、「原石」「天然石」を意味します。

和製英語の「パワーストーン」は、英語ではこの「ジェムストーン」に相当します。

ところで、「たからもの」という意味では、「トレジャー(treasure)」の方が一般的かもしれません。

ただ、「私のたからもの」という場合、「my treasure」と言うこともあれば、「my jewel」と言うこともあるようです。

この辺は、日本人として使い分けに悩むところでしょう。

さて、辞書を引いたときに「jewel」のすぐ上に「Jew」という単語が目に付くかと思います。

jewという綴りには、「ユダヤ人」という意味があるのですね。

そこで、「jewel」と「jewelry・jewellery」が関係があったように、当然「jewel」と「Jew」の間にもつながりがあると思われるかもしれませんが、実際には何の関係もありません。

語源が、全く異なるようです。



「ジュエル」とは、まさに宝石です。

しかし、それは単なる「身を飾るための道具」に過ぎないのではなく、古代の人々が「お守り」として身に着けたのが始まりとされています。

そして「お守り」とは、決して「それ自体にパワーがある」のではなく、「それを持つ(身に着ける)ことで、己の中から勇気が湧き出してくる」ことこそが真の役目ではないかと考えます。

このジュエルが皆さんの勇気を支え、そして幸せへの道案内となることを願っています。


                        


             
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